知的障害女子にわいせつ行為、施設職員の男を再逮捕

南署は30日、準強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、横浜市泉区中田南4丁目、元NPO法人職員の男(41)=強制わいせつ罪などで起訴、公判中=を再逮捕した。

再逮捕容疑は、2013年11月4日から同25日までの間、4回にわたり、勤務先だった同市内の障害児通所施設や近くのスーパーの個室トイレなどで、施設に通所していた知的障害のある市立中学の女子生徒の下半身を触ったり、カメラ機能付き携帯電話で撮影したりした、としている。

同署の調べに対し、同容疑者は「女の子が好きだった」と容疑を認めている。同署によると、同容疑者は介助の一環で女子生徒の散歩やトイレに付き添っていた。

同容疑者は今年1月、同施設に通う別の女児の下半身を触ったなどとして、強制わいせつ容疑などで逮捕され、同罪などで起訴された。

 

 

 

【神奈川新聞】

<知的障害児の死亡>「10年以上前から日常的に暴行」

千葉県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」で入所者の少年(19)が職員の暴行後に死亡した問題で、運営する社会福祉法人「千葉県社会福祉事業団」の元職員の男性が毎日新聞の取材に応じた。元職員は、1967年に開所した養育園や関連施設で少なくとも10年以上前から、一部で入所者への日常的暴行が繰り返されていたと証言した。県もこうした情報を把握しているとみられ、詳しく調査を続ける方針。

元職員は2000年代まで20年以上、養育園など同事業団運営の施設に勤務。この間の状況について「記憶の範囲では10年以上前から殴るなどの虐待は一部であった」「職員が集団で1人の入所者を暴行する場面も目撃した」などとし、暴力を伴う指導が長年続けられていたと証言した。

元職員によると、02年秋ごろに県の立ち入り検査が入り、事業団側に過去数年分の体罰の有無を報告するよう求めた。その際は、関連施設の職員で後に事業団の幹部になった男性が、入所者との旅行中に入所者の1人を殴ったことが報告されたという。

これまでの県の調べによると07年以降、10人以上の職員(解雇や退職者を含む)が、死亡した少年以外にも10人以上の入所者に暴行していた疑いが浮上している。毎日新聞 1月14日(火)15時0分配信【黒川晋史】

別施設でも暴行 県に報告せず 千葉

千葉県袖ケ浦市にある福祉施設で去年、知的障害のある男性が職員に腹を蹴られて、その後、死亡した事件を受けて県が調査した結果、同じ系列の別の施設も含めて9年前から暴行が行われ、施設側が状況を把握していたにもかかわらず県に報告していなかったことが分かりました。

袖ケ浦市にある県立の福祉施設「千葉県袖ヶ浦福祉センター養育園」で、去年11月、知的障害のある19歳の男性が、20代の職員に腹を複数回蹴られ、呼吸困難となって、その後、死亡しました。 千葉県が同じ社会福祉法人が運営し、近接している成人向けの施設「更生園」について今月8日から立ち入り検査を行った結果、男の職員4人が利用者を蹴ったり首に手をかけて傷を負わせるなどの暴行をしていたことが確認されたということです。 また、別の男の職員2人が利用者に性的な虐待を行っていたことなども分かり、確認されただけで、2つの施設で平成17年から去年にかけて15人の職員が暴行や虐待をしていたということです。 さらに、こうした暴行について、職場のリーダーが把握していながら上司に報告しなかったり、施設側が把握し文書にしていたにもかかわらず県に報告していなかったりしたケースがあるということです。 千葉県は、施設の中で暴行が常態化しながら、組織的に隠していた疑いがあるとして立ち入り検査を続けることにしています。

障害児ら暴行 施設側、事故報告怠る

知的障害児らが入所する県立福祉センター「養育園」(袖ケ浦市蔵波)での暴行問題で、県は14日、社会福祉法人「県社会福祉事業団」が運営する別の施設「更生園」も含めた計4回の立ち入り検査の結果を公表した。計3施設で2005年11月以降、入所者への暴行に加え、性的嫌がらせなども確認され、虐待した職員は計15人に上った。同事業団が県への事故報告書の提出を怠るなど運営上の問題も浮かび上がった。

県は、2004年度からの10年間の虐待を調べ、確認されたものとして15人の虐待を公表した。両園のほかに「アドバンスながうら」(袖ケ浦市蔵波)で暴言を吐くなどの心理的虐待も確認された。

また、2009~11年度に更生園での計4件の事故報告書が、当時の施設長から県に提出されていなかったことも判明した。県は、うち2件を暴行、1件を心理的虐待、1件を不適切な支援と認定した。

理由について、職員からは「県に出すと事が大きくなるので出さない方が良いと判断した(と聞いた)」などの証言が出ているという。県は施設長らに隠蔽の意図がなかったかどうかについて慎重に調べる。

このほか、更生園では職員が作成した事故報告書を、現場の責任者にあたるリーダーが留め置き、上層部に報告していなかった事故報告書が72件あった。県はこの中に暴行事案がないかどうかについても調べる。このリーダーは「内容を確認しようとしたが(忙しくて)手が回らなくなった」と話しているという。

県は15日から再び更生園への立ち入り検査を行う。

同事業団の近藤敏旦理事長は14日、袖ケ浦市内で記者会見を行い、「暴行を受けた入所者におわび申し上げたい。起きたことを洗いざらい出し切って、新しい事業団に生まれ変わるよう頑張らないといけない」と陳謝した。問題点について、教育、研修の在り方や職員の技術、知識などを挙げたうえで、「何が原因かはまだ言えるに至ってない」と語った。

また、同事業団は、県の改善勧告に応じ、養育園の武田逸朗施設長を同日更迭したことを明らかにした。

2014年1月15日  読売新聞)

県南の児童養護施設 職員だった男を逮捕

    県南地方の児童養護施設で入所していた16歳の女性にみだらな行為をした疑いで、警察は、この施設の職員だった25歳の男を逮捕しました。
県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕されたのは、青森県の会社員、佐藤高容疑者25歳です。
調べによりますと佐藤容疑者は、ことしの9月下旬に、勤務していた県南地方の児童養護施設で、入所していた16歳の女性にみだらな行為をした疑いがもたれています。
佐藤容疑者は、この施設で生活指導などを担当していたということで、施設では、10月に佐藤容疑者を解雇していました。2006.12.13 福島中央テレビニュース

児童の問題行動頻発 いわきの養護施設

いわき市の社会福祉法人が運営する児童養護施設で、年長の子どもが年下の子どもに暴力を振るうなど問題行動が頻発し、県が今月、同施設に臨時の監査を実施していたことがわかった。県は改善指導する方針。

同施設には保護者のいない子どもや虐待を受けている子どもら3~18歳の40人が入所している。

同施設によると、今年7月、小学校高学年の男児が、低学年の男児を風呂場で逆さづりにし、浴槽に額をぶつけて2針縫うけがを負わせていた。同施設では、「けがの程度は軽い」として、県には報告していなかった。

このほか、小学校高学年の女児が、低学年の男女数人を裸にさせたり、高学年の児童の指示で室内を走っていた幼稚園児が、窓ガラスにぶつかって手に12針縫うけがをしたりしていた。保育士が子どもから顔を殴られたりすることもあった。これらについては、県に報告していたとしている。

県児童家庭グループでは、情報提供を受けて今月13日に臨時の監査を実施。管理運営面で問題がある疑いがあるとして、改善指導する方向で検討している。

同施設には、昨年3月と今年2月にも、県が臨時の監査に入り、保育士の研修を実施するなど改善を求める通知を出していた。

同施設では、「問題を起こした児童にはその都度、指導している。管理に問題はないと考えているが、けがをした場合は、すべて報告すべきだった」としている。

2006年11月22日 読売新聞

入所している子どもの間で暴力が常態化している

養護施設に改善勧告 問題頻発で県「再発防ぐ体制つくりを」 2006年12月1日 読売新聞
いわき市の社会福祉法人が同市小川町で運営する児童養護施設で、入所児童間で暴力などの問題行動が頻発していた問題で、県は30日、同法人と施設に対し、児童福祉法に基づく改善勧告を行った。来年1月15日までの改善計画書提出を求めている。
県児童家庭グループや同施設によると、施設内では小学校高学年の男児が低学年の男児を逆さづりにしてけがを負わせたり、高学年の女児が低学年の男女数人を裸にさせたりといった暴力や性的いたずらが多発。保育士が入所児童から殴られたこともあったという。
県は一昨年の監査で問題を把握して以降、改善を促してきた。だが、職員は根本的な解決策を講じず、施設長や運営母体の理事会も十分に事態を把握せず対策を取ってこなかったため、改善勧告に踏み切った。勧告では、再発を防ぐ対策や理事会が施設の運営にしっかりと責任を持つ体制の構築などを要求。改善計画策定にあたっては、外部の有識者を加えた検討委員会の設置を求めている。
この日、県庁で勧告を通知された同施設の責任者は県の担当者に対し、「真摯(しんし)に受け止め、改善策を検討したい」と話していたという。


いわきの児童福祉施設 県が運営改善を勧告 暴力問題 検討委設置など要求 2006年12月1日 朝日新聞
いわき市の民間児童養護施設で、入所している子どもの間で暴力が常態化している問題で、県は30日、施設を運営する社会福祉法人の理事長に対して、運営改善を勧告した。来年1月15日までに具体的な改善計画を提出するよう施設側に求めている。
県児童家庭グループによると、この施設の運営について、これまでも指導してきたが、改善が見られなかったという。県では、浜児童相談所との調査結果から、施設長ら管理者が十分に役割を果たしていないと判断。施設運営をする社会福祉法人に対し、施設長らの責任を明確にし、外部の有識者などを加えた検討委員会を設置することなどを求めた。
この施設では、入所している子どもが職員やほかの子どもに暴力をふるったり、子ども同士で性的いたずらが行われていたことが、今回の調査で明らかになった。
県が児童養護施設に対して運営改善を求めるのは、臨時職員が入所している少女と性的関係を持ったとして、昨年12月、県南地方の施設に勧告して以来となる。


いわき 運営法人に改善勧告 児童養護施設での問題行動 2006年12月1日 福島民友
いわき市の児童養護施設で問題行動が相次いだことに対し、県は三十日、同施設と運営する法人に対して改善勧告を行った。これまでは施設運営について改善を求めてきたが、今回の勧告では法人運営まで踏み込み、理事会の責任で改善計画を策定するよう求めた。
勧告では「問題行動の多発は管理者である施設長、副施設長がその責任を十分果たしていないことが要因」と指摘。その上で、理事会の責任で外部の有識者等を加えた検討委員会を設置するなどして、来年一月十五日までに改善計画を策定するよう勧告した。

児童養護施設指導員が少女にわいせつ行為

県内の民間児童養護施設で、男性指導員(22)が、入所している10代後半の少女にわいせつな行為をしていたことが、19日までに、県などの調べで明らかになった。施設側は事実を確認のうえ、この指導員を解雇。事態を重視した県も9月に特別監査に入り、施設を経営する社会福祉法人に対して10月末、児童福祉法に基づく「改善勧告」を出していた。

県などによると、この指導員が少女にわいせつな行為をしていたのは、今年7月ごろまでの約1カ月間。指導員は今春採用されたばかりで、少女の担当ではなかったが、5月にイベントで少女と知り合ったのをきっかけに自宅に呼び出すなどしていたという。少女が他の職員に相談したため、事態が発覚したという。施設では、本人から事情を聴いたうえでこの指導員を解雇したという。

県は改善勧告で、改善する内容を12月15日までに文書で提出するよう同法人に求めている。その内容によっては、新たな措置も検討する、としている。

施設側は「大きな権利侵害。決してあってはいけないことで、許されない行為だ。二度と起こらないような再発防止の対策を、職員に指導していきたい」としている。

朝日新聞 福島版 2005/11/20(Sun)

社会福祉施設「会津児童園」/入所者、体罰受け自殺未遂?

「保母に殴られた」と訴え

会津若松市大戸町小谷の社会福祉施設「会津児童園」(皆川一成園長)で昨年秋、10代前半の女子入所者が職員の保母から体罰を受けるなどの虐待を受け、自殺未遂を図っていた疑いのあることが29日、分かった。

関係者の話では、この女子は昨年9月ごろ、職員の保母からほおを両手でつかまれたまま引っ張り上げられ、体を揺すられた。女子は医師の治療は受けなかったものの2、3日ほおがはれた状態だったという。女子はこのほかにも同じ保母から殴られるなどの虐待を受けたことを訴えている。

虐待の事実は女子が福祉関係者にあてた手紙で発覚、今月15日に同園の宮森常雄理事が直接本人から事情を聞いた。女子は自殺をほのめかしており、手首など数カ所にガラスのようなもので切ったためらい傷があったという。

同園では26日に福島市の県中央児童相談所に事実を報告。同日、県職員が同園を訪れ、調査を行っている。これまでの調査では、ほかの入所者への体罰などの事実はなく、今回体罰を行ったとされる保母以外の職員が暴力などを振るった事実もなかった。同園ではさらに関係者から事情を聞き、この保母に対して何らかの処分を行う方針。

この女子は軽度の知的障害を持ち、昨年8月に県南部の施設から移り、会津若松市内の中学校へ通っている。宮森理事によると、以前いた施設でも自殺未遂を起こしていたらしい。現在では女子は比較的落ち着いており、通学も続けている。同理事は「体罰については昨年、職員を調査したところ『こづくぐらいはした』と聞いていたが、今回の問題は深刻なものと受け止め、再発防止に努めたい」と話している。

同園は明治時代半ばに孤児院として設立。現在は、家庭の事情で親と暮らせない2歳から18歳までの39人が入所。保母9人を含む職員16人がいる。

女性児童指導員が体罰

盛岡市青山1丁目の児童養護施設、県和光学園(祝田敬三郎園長)で、女性児童指導員(41)が平成9年から11年の間、入所している子どもたちに対し、平手打ちなどの体罰を繰り返していたことが13日、分かった。学園を運営する社会福祉法人県社会福祉事業団(細屋正勝理事長)はこの児童指導員を戒告処分とした。

祝田園長によると、この児童指導員は和光学園に赴任した平成9年春、小学5年の女児が言うことを聞かなかったとして数回平手打ちした。その後も11年秋まで、小学3年から6年までの別の男女5人に対し、平手打ちをしたり、威圧的に体を押さえるなどの体罰を加えた。体罰はそれぞれ1回だけだったという。子どもにけがはなかった。

さらに、この児童指導員は食事や掃除などの際、子どもたちに圧迫感を与えるような威圧的な言葉を日常的に使って指導していた。差別的な表現はなかったが、厳しい口調が子どもたちに心理的な負担を与えていたという。

一連の体罰などは、子どもたちが3月末、「(この児童指導員を)自分の担当から外してほしい」と祝田園長に相談したことから明らかになった。社会福祉事業団はほかに、上司の園長補佐ら3人を文書訓告、祝田園長を口頭で厳重注意とした。

社会福祉事業団は13日、和光学園など運営する計13施設の園長らを集めて、再発防止を徹底する。 2000/04/14(金) 河北新報